社員リレーブログVol.21 委員会活動紹介 第3回 ~共育委員会、3S・危機管理委員会~
はじめに
皆様こんにちは!中央電機計器製作所(以下 CEW)です。
「CEWの委員会活動」についてのリレーブログも今回で最後となります。
第1回、第2回のブログをまだ見ていない方は、是非併せてご覧ください。
第1回委員会活動紹介: https://www.e-cew.co.jp/20231214/
第2回委員会活動紹介: https://www.e-cew.co.jp/20240801-2/
CEWには6つの委員会活動があり、普段の業務と並行して様々なプロジェクトを進行しています。
委員会の種類と目的は画像の通りです。メンバーが変わっても大きな目的は引き継がれていきます。
最終回では、共育委員会、3S・危機管理委員会についてご紹介していきます!
共育委員会について
共育委員会は、「共に育つ」の「共育」を推進する委員会です。社内に学びの場を設けることで、業務に繋がる、
更には業務を超えた知識を得られるようにと、様々な企画を運営しています。
ちなみに筆者は前年度の委員長として少しでも社員の為、会社の為になる企画を立てられるようにメンバーとともに1年間奮闘しました。それでは、運営内容を深掘りしてお話していきます。
①社内塾の運営
共育委員会では社内塾というものを運営しています。
社内塾とは、社員自らが講師となり社員向けに開催する勉強会のことです。例えば、ソフトウェアの技術者を対象としたハードウェアの基礎知識を学ぶ講座や、ハードウェアの技術者を対象としたLabVIEW講座などがあります。
このように、各事業部の得意とする技術や知識を共有し知識を得ることで、直接携わることはなくとも普段の業務を行う上での強みが増えます。また、CEWではハードウェアとソフトウェアが共同で製作する製品も多く、技術的な会話ができることで円滑に仕事を進める手助けにもなります。まさに「共に育つ」です。
講座内容は多岐にわたります。他にも、中国出身の社員が開催する中国語講座や、ミャンマー出身の社員が開催する英語講座などなど・・・CEWには頼もしい先生がたくさんいるんです!
外部のセミナーやスクールに通わなくとも、社内に学ぶ場を設けることで、社員一人一人の自己啓発のきっかけとなり、個々のスキルアップから会社を盛り上げられるような環境づくりをしています。
共育委員会では、社内塾の開講にあたり社員に受講したい内容をヒアリングし、講座・講師の決定や受講者の振り分けを行います。実際に講座が開始されたら、進捗状況の確認や講師のフォローに回り、不備があれば次年度への改善点としてミーティングで改善案を出し合います。もちろん通常業務優先のため、講師と受講者の業務状況を踏まえて開催時期や回数を決定・調整しています。
②案件紹介の運営
案件紹介とは社内塾の一環として、他部署の案件内容や顧客ニーズを知り、自社製品への関心を高めることを目的とした勉強会です。営業向けに行われていた製品レビューをもとに、各事業部が取り扱っている案件を全社向けに紹介してはどうか?という声から昨年度より生まれた企画です。CEWでは、9割以上の製品をお客様のニーズに沿って、一から開発・設計・製作しており、その量は数えきれないほどです。そのため、各事業部の中だけで製作が完結する製品であれば、お客様のどのようなニーズがあって生まれた製品なのか?といった製作秘話や今後の事業展開の方針等を知る機会が少ないです。
こうした機会があれば、新入社員は自社製品について理解を深めることが出来ますし、技術者もお客様のニーズや問題解決の方法についても学ぶことが出来ます。
共育委員会では、技術者に全社向けの案件紹介を依頼し、紹介の流れを事前に打ち合わせします。開催場所のセッティング、対面で聞くことが出来なかった社員向けに動画を撮影し、紹介担当者の用意してくれた資料とともに展開しています。
「物体検出AI」の案件紹介の様子
共育委員会では、社員一人一人が学ぶきっかけとなる企画を考え、学ぶ場を設けることで、
会社に貢献できるように、ひいては社員自身の切磋琢磨を促す事が出来るように運営を行っています。
3S・危機管理委員会について
3S・危機管理委員会では、3S(整理・整頓・清掃)の管理と、企業経営におけるリスクを把握し、予測される危機に対する体制整備を行っています。
①3S
3Sとは「整理・整頓・清掃」の活動のことで、業務の効率化や安全で快適な職場環境づくりが目的とされています。普段から3Sが行き届いていないと、気持ちの面でも悪影響であり、また部品や備品等の紛失が考えられる他、最悪の場合には怪我に繋がる恐れもあります。こういった事を防止する為、当然の事ですが日々注意しています。
例として3Sの「清掃」について少しお話しします。CEWでは各部署で決まった曜日・時間に必ず役職関係なく全社員で掃除を徹底して実施しています。社内で掃除が行き届いていない場所があれば、担当部署に呼びかけを行い、要望があれば掃除道具の見直し・購入を検討するなど、掃除をする上でもベストな方法をとれるようにしています。
②危機管理
企業における危機管理は様々です。例えば、BCPの策定、工場現場における安全確保の強化などです。
今回はCEWで運営を行っている災害対策を紹介します。
(1)火災対策
社内防災管理表、避難手順書の更新・周知を担当しています。各部屋の管理者はもちろん、消火器の設置場所も明記しています。いざという時に備え、社内に設置している消火器の使用期限管理を行い新しいものへ交換するのも委員会業務の一部です。
また、年一回は災害を想定した避難訓練を実施し、その結果に基づいて避難経路や避難方法の見直しも行っています。
(2)台風対策
浸水対策を見直し、土嚢・防水シート・防水テープなどを提案・購入しました。実際に台風が近づいた際は、前日に窓ガラスの飛散を防ぐためにベニヤ板の設置や、その他の対策をして退社するように全社にアナウンスを行い、もしもの時に備えています。
(3)地震対策
火災対策と同様に避難手順書の作成を行いました。今後も継続して、CEWが策定したBCPに沿った避難訓練や社員の防災意識を高めるための様々な取組を計画しています。
(4)防災備蓄品の管理
災害時、ライフラインが止まってしまった場合に備えて、食料・飲料の備蓄品の購入や賞味期限の管理を行います。期限切れ備蓄品の処分及び放出、不足分を購入・補充することで、常に一定量の備蓄がある状態を保っています。
その他にも近年問題視されている情報セキュリティ対策についても、検討を進めています。
委員会とは異なりますが、社長や経営企画室がメインとなって、警察署の方から情報セキュリティに関する情報漏洩の予防について情報を頂き社内展開し、情報セキュリティを意識して業務を行うように
呼びかけをしています。
③コロナ対策
なんといっても数年前より通年で感染拡大への対策が重視されていました。CEWでも各対策を実施しました。
具体的には、出勤した際に体温の記入、各部屋の除菌(1日2度実施)、定期的な換気、乾燥時期の加湿などです。除菌に関しては、チェックシートを作成し各部屋に設置することで、確実に除菌が実施できているかを社員同士で確認し合える状況を作りました。その他、総務部でもマスクやアルコール消毒液などの備蓄状況を確認し補充を徹底しました。
このように3S・危機管理委員会では、企業として経営を継続する上でとても大切な運営を行なっています。時代の変化に応じて、危機管理も多様化している中で、未来を見据えた運営ができるように委員会の中で検討しながら取り組んでいます。皆様も、個人や企業で行っている危機管理があるのではないでしょうか?CEWでも安心安全、効率的に業務を行うことができるようにこういった委員会が設置されていることを知って頂けたと思います。
おわりに
今回で「CEWの委員会活動」のリレーブログは最後となります。どの委員会活動も社員から会社全体へ、
更にはお客様にとってもより良い環境づくりとなるように取り組みを実施しています。また、通常業務のみならず
部署を超えて委員会の運営を行っているという、CEWの新たな一面をお伝えできたと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。次回のブログもお楽しみに!