大阪新卒応援ハローワーク主催の「2024業界研究ツアー」を開催いたしました!

ブログ2024.10.10

先日96日(金)、大学生・既卒生約20名が大阪新卒応援ハローワーク主催の「2024業界研究ツアー」で弊社(以下CEW)にお越しになりました。

CEWではこれまでこの時期、「小学生の皆様に、お父さんやお母さんなど身近な人が普段働いている中小企業の魅力を知ってほしい」という社長の思いから、8年間連続で近隣の市立小学校と連携して見学会を開催しておりました。今年は残念ながら、小学校の教育カリキュラムの変更にともなって小学生向け見学会の実施はありませんでしたが、新たに大阪新卒応援ハローワーク様の依頼を受け、大学生・既卒生を対象とした「業界研究ツアー」を実施する運びとなりました。 

今年の見学会は、新入社員4名に加えて、CEWにお越しいただいたインターンシップ生6名にもご協力いただき、計10名でプログラムを用意しました。例年実施していた小学生向けの見学会とは異なり、見学参加者が就職活動中の大学生・既卒生であったため、就職活動の参考になるようなプログラムにすべく尽力しました。また、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」をテーマに掲げ、大阪府DX推進パートナーズとして、CEWがどのような取り組みを行っているのか紹介しました。

プログラムの内容は会社説明・社内見学・社員との座談会の3つで進行しました。以下、当日の様子をご紹介します。

会社説明

会社説明では、はじめに、CEWの代表取締役からのご挨拶と、ものづくりを行う中小企業の魅力についてウェルカムスピーチを行いました。その後新入社員が壇上に立ち、会社概要・製品紹介などの会社説明を行いました。その中でも、CEWのことだけではなく業界全体の動向や将来性、話題のDXについての解説まで幅広くご説明しました。


会社説明の様子

社内見学

会社紹介のあと、グループに分かれて、各部署の社内見学を行いました。また、技術部門のハードウェア技術本部やソフトウェア技術本部、研究開発部では、会社説明時に紹介した製品についてさらに理解を深めてもらうために詳細な解説を交えてデモンストレーションも行いました。なお、一部の内容は社員の指導のもとでインターンシップ生にも本番で実際に紹介していただきました

ハードウェア技術本部では、「Smart i Catch※1 ベース遠隔監視・制御システムの紹介を行いました。この製品は、工場などの設備を遠隔監視・制御可能な製品です。今回は、水漏れの検知をクラウド経由でPCに表示する遠隔監視の様子と、PCからクラウド経由で機器を動作させる遠隔制御の様子を実際に見ていただきました。

ソフトウェア技術本部では、CEWが得意とするプログラム言語である「LabVIEW」について紹介しました※2。実際のプログラムをもとに作成したシステムのデモンストレーションや、インターンシップ生が研修中にLabVIEWを使って制作したゲームプログラムの発表も行いました。

研究開発部では、検査物の異常を自動で検知し、人による目視検査の手間を削減できる「異常検知AI※3や、アナログメーターの数値をカメラで読み取り、データとして出力する事で遠隔地からも数値が確認・集計できる「数値読取システム」※4について紹介しました。また、CEWのラインナップ製品で、フィルムやシートなど、薄物の寸法を自動測定する寸法自動測定装置「SmartEdge※5の紹介も行いました。インターンシップ生の「機械を操作してみたい」というリクエストに応え、実際に測定箇所のプログラムを研修の中でインターンシップ生に作ってもらい、デモンストレーションを行いました。


SmartEdge
の紹介をしている様子


インターンシップ生がLabVIEWで作成したスロットゲームの画面


インターンシップ生がLabVIEWで作成したスロットゲームのプログラム 

座談会

最後に新入社員だけではなく社内の先輩社員を交えて座談会を行いました。最初は見学者の皆様も緊張された様子でしたが、インターンシップ生にも率先して質問を出してもらい、徐々に和やかな雰囲気が生まれたことで、見学者の皆様からも積極的に質問をいただきました。当日は「仕事の1日の流れ」「仕事のやりがい」「学生時代に苦労したこと」等について、日々を振り返り回答させていただきました。
CEWの取組と業界について理解が深まり、就職活動において少しでも助けになれば幸いです。社員にとっても楽しくお話ができ、大変有意義な時間となりました。


座談会の様子

最後に

今年は大学生・既卒生を対象とした見学会ということで、昨年までの小学生対象の内容とは異なるプログラムを考えました。会社全体や業界全体について、社外の方へどうすれば分かりやすく詳細にお伝えできるかの検討や、見学会の紹介内容や打ち合わせの段取りに入社1年目の私達にとっては苦戦することもありましたが、先輩社員の協力を受け、無事に見学会を行うことができました。

もちろん、インターンシップ生の方々が積極的に運営に取り組んで下さったおかげでもあります。 この見学会を通して、本番に向けた準備やコミュニケーションの大切さを学びました。ご参加いただいた皆様も、見学の内容をメモしていただいたり、積極的に質問をいただいたりと、ありがたいことに見学会の機会を活かそうとする熱意を感じました。この見学会の経験が参加者の皆様や運営に携わったインターンシップ生の皆様の今後の大学生活や就職活動の役に立てば幸いです。 

関連URL

※1 ポータブル遠隔監視システム「Smart i Catch
https://www.e-cew.co.jp/products/smart_i_catch/

離れた現場にある機械を遠隔監視・制御することが可能です。水漏れ・油漏れの検知や、古い設備の監視、数値読み取りシステムとの連携などが可能です。機械や用途に合わせて仕様をカスタマイズできます。

2 LabVIEWを用いたシステムインテグレーション
https://www.e-cew.co.jp/products/labview_si/

LabVIEWは、グラフィカルなプログラミング環境です。アイコンとワイヤを用いた視覚的にわかりやすいインターフェースが特徴です。また、ハードウェアを利用するライブラリも多く、機械の制御や計測・テストに適しています。CEWではLabVIEWのプロフェッショナルが多く在籍しており、LabVIEWに関するお悩みに対応しています。

 ※3 異常検知 AI 外観検査ソフトウェア
https://www.e-cew.co.jp/products/ai_visual_inspection_software3/

不良品を判別することができます。異常検知AIによる判別では、事前に良品のデータを取り込むだけで、良品か不良品かを判別することができます。異常検知AIの他にも、用途に合わせたAIを使用しての判別が可能です。

※4 アナログメーター数値読取システム
https://www.e-cew.co.jp/products/analog_data/
デジタルメーター(7セグ表示器)自動読取システム
https://www.e-cew.co.jp/products/digital_data/

「数値読み取りシステム」は、アナログ・デジタル問わず、メーターの数値を自動で読み取る製品です。データとして出力できないような古いメーターの数値を、カメラを用いて画像を撮影し、画像処理を行う事でデータ化します。データの記録や、遠隔地でのデータの確認ができるようになります。今回はデジタル表示の数値を読み取るシステムを紹介させていただきました。

※5 共通仕様 寸法自動測定装置 -SmartEdgeシリーズ-
https://www.e-cew.co.jp/products/se_kyotsu/

フィルムや基盤などの平たいものの長さや、円を自動測定することができます。測定箇所をプログラムすることで、ものさし・メジャーなど手作業で測るよりも高速・高精度に測定することができるようになります。現在対応していないワークなどにも、カスタムメイドで対応します。

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