社員リレーブログVol.11 コラム 第2回 ~私たちの考えるSDGs【社会を支えるものづくり】~
はじめに
皆様こんにちは。中央電機計器製作所(以下CEW) です。
前回のSDGsに関するブログに引き続き、今回もCEWがSDGsの目標達成に向けて取り組んでいる内容についてご紹介したいと思います。
前回の記事をまだご覧になっていない方は是非見ていただけたら幸いです。
第1回 ~私たちの考えるSDGs【共有価値の創造】~
当HPの中でも既にCEWのSDGsへの取り組みについて掲載していますが(※1)、せっかくなので少し掘り下げる形でご説明します。
CEWとSDGs 目標7、11、13
さて本題に移りますが、SDGsには社会・経済・環境の3側面から設定されている17項目の目標(ゴール)があります。
その中でも今回は以下の3項目に関わるCEWの取り組みをご紹介していきます。
・目標7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに
・目標11:住み続けられるまちづくりを
・目標13:気候変動に具体的な対策を
今回ピックアップした3項目のテーマは、現代社会において避けられない課題の一つである、環境に関連した内容です。日本はもちろんのこと、世界中の先進国でテクノロジーが発展していく一方で、二酸化炭素の膨大な排出が引き起こす地球温暖化が進行したり、気候変動がもたらす災害や自然災害が多く発生しています。
そういった状況下で、CEWでは上記のような環境課題を少しでも改善できるよう、環境配慮型製品を開発・販売しています。
自動車、鉄道、電力施設、航空機など、社会インフラの安心・安全を担保する検査装置や試験設備を提供し、自動化・省力化を実現することで、間接的ではありますが電力等の消費エネルギーを抑制し、環境問題の解決へ貢献しています。
また2020年には、リチウムイオンバッテリー電極部品の寸法測定にCEWの製品が採用されました。
リチウムイオンバッテリー電極部品は寸法精度要求が高いのですが、当社の検査装置はその測定課題を解決し、自動車の電動化にも尽力しています。
また、リチウムイオンバッテリーは環境負荷の大きな材料を使わないため、環境に優しいという特徴があります。
製品情報はこちら:
共通仕様 寸法自動測定装置 -SmartEdgeシリーズ-
そして、社内では全社員が自主的・積極的に環境活動に参加しており、会社全体でエコな活動に取り組んでいます。
今回のブログでは、環境保全に繋がるCEWの製品や、具体的に社内で実施している環境活動についてご紹介いたします。
製品事例「ECU出荷検査装置」
まずはじめに、CEWが開発・提供した検査装置を1つご紹介したいと思います。
<お客様の課題>
製品の出荷試験作業を行う上で、作業・資料作成に時間が掛かってしまう
<開発した製品>
「ECU出荷検査装置」
上記の課題を解決するため、作業時間を十分の一まで削減できる「ECU出荷検査装置」を開発いたしました。本装置はお悩みの種であった作業時間を、全て自動化する事で大幅に削減する事が出来ました。またその検査装置から出力される成績書のデータは自動出力されるため、資料作成の時間も短縮出来るようになりました。
作業時間自体が削減されたことにより電力の削減につながり、結果的に電力の使用量排出量が以前に比べて減少しました。
製品情報はこちら:
ECU出荷検査装置
環境活動事例「エコアクション」
CEWがSDGsの目標達成に向けて取り組んでいる事が、「エコアクション21」です。
エコアクション21とは環境省が中小企業に向けて策定した日本独自の環境マネジメントシステム(EMS)で、CEWでは2005年から継続して取り組んでおります。
毎年、会社全体で環境に関する取り組み目標を掲げ、達成に向けて日々活動しています。
その具体的な目標として、以下の3項目があります。
① 二酸化炭素排出量の削減
② 一般廃棄物の削減
③ 水道水の削減
① 二酸化炭素排出量の削減
二酸化炭素は、主に電力や自動車燃料の使用により、多く排出されています。
排出量を減らす対策として、不要な電気をこまめに消灯したり、窓ガラスには熱遮光シートを貼る事で、熱が室内に入るのを軽減し、冷暖房の効率を上げる事ができます。
自動車燃料に関しては、ガソリン使用量をできるだけ削減するため、エコカーを導入し、自動車を急発進・急加速しない省エネ運転を心掛けています。また、効率的なルートでお客様に訪問したり、公共交通機関を利用し、二酸化炭素の排出量削減を目指しています。また、近年はWeb会議を活用することで、移動を減らすことができ、CO2の大きな削減に繋がっています。
② 一般廃棄物の削減
本目標においてはダンボール箱や梱包材の再利用、また通函箱の利用を推進しています。
CEWでは毎日のように製品に使用するための部材が届きます。それに使用されているダンボールや梱包材の状態を確認し、利用できるものに関しては再利用する事で資源の全体廃棄量を削減しています。
③ 水道水の削減
水道水の使用量削減を目指し、トイレ使用時の節水を心掛けるように社内で呼びかけたり、水道の垂れ流しを予防しています。全社員が日頃の節水を意識することにより、目標数値まで抑える事が出来ました。
おわりに
以上のように、CEWではSDGsの目標達成に向けてモノづくりを通して省エネ活動に取り組んでいます。
今後も自社製品により自動化を推進する事により、環境活動及びSDGsの目標達成に貢献していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
注釈
※1 中央電機計器製作所HPより:CEWの取り組み―事業を通じたSDGsへの貢献
https://www.e-cew.co.jp/efforts/#c2