RPAツールの活用で社内業務を自動化
皆様は、RPAツールをご存じでしょうか?
RPAツールとは、「Robotic Process Automation」の略で、PC上の業務を自動化するシステムの作成が行えます。
今回弊社で自動化を試作している業務は「価格自動転記システム」です。
製品製作に欠かせない部品手配の工程では、部品の価格を一つ一つ調査した上で手配を行っています。
しかし昨今、新型コロナウイルスの感染拡大による経済危機(コロナショック)により、部品価格の高騰や頻繁に起こる価格改定に我々も頭を悩ませています。
2020年以降、特に各案件で使用する部品の入手に費やす時間が増大し、今まで以上に素早い対応が求められるようになりました。
適正な価格で迅速に調達するため、作業の効率化にすぐに取り掛かりました。
まず課題となっていた、価格を調査する時間や手動転記の手間を減らすため、
RPAで指定した部品の型式、手配先から価格を自動で転記を行うシステムを導入しました。
使用しているツールは、Microsoftが提供している「Power automate desktop(以下:PAD)」です。
用意されているワークフローのテンプレートを組み合わせて作成するだけで簡単に作成でき、プログラミング初心者の方でも利用しやすいのが特徴です。
RPAを活用するメリットは、時間短縮や作業の効率化が可能になることです。
この自動転記システムにより、導入前に比べ約1/2の時間短縮に成功しました。
(手入力で約15分かかっていた作業は、RPAでは約6分で完了しました。)
まだ製作途中のため、より精度を上げられるように試行錯誤しているところです。
現在は社内の取り組みとして試行していますが、将来的にはお客様へご提案できるように鋭意製作中です!
このように弊社は、受注業務以外でも、日頃の業務の見直しやお客様目線での製品・システム開発を行っています。
こんなツールがあればいいんだけど…といったご要望があれば、まずはお気軽にご相談ください。